ブームの東大生クイズ番組と中学数学と国語の話(?)

私立高校入試突入ですね。

私立の問題は難しいものが多いですが、自分がわからないものは、多くの受験生もわからないんです。

できる問題を一つ一つ丁寧に、1点でも多く得点できる答案を作るよう終了時刻まであきらめないでください!!

  

 

東大や京大のクイズ番組がブームですね・・・

いきなり話題は変わりますが、最近テレビでは東大生のクイズ番組が多いですよねぇ。

私自身全部の番組を知っているわけではないと思うのですが、クイズは好きなので放送に気づけばビデオに録画して後で子どもと見ています。

 

とはいっても、やっぱりなかなか時間がないので、相変わらずテレビはほとんど録画してCMカットで早見の生活なのですが、
これだと、クイズ番組で一瞬だけ見て解答せよというパターンの問題を見る時間がますます少なくなってしまい、ほんの一瞬ということも。

 

そんなときはわざわざ巻き戻して問題を見直してあーだこーだと解答しあっています。

 

中学生時代のテレビとの付き合い方は以下の記事で書いていましたが、高校生になっても同じような感じです(^-^)

www.juku-nashi.com

 

 

頭脳王の最後の問題は中学生向け??

で、この記事を書こうと思ったきっかけが、先週末放送された「金曜ロードショー 日本No.1の頭脳王」という番組。

 

なんでロードショーなのか??と思ったことは置いといて(あの時間は全てそういうタイトルなんですかね?)、
ちょっと見たらとっても面白そうだったので録画して見たんですね。

 

東大生や京大生がクイズで競い合うのですが、最後は、ずっと優勢だった東大生と前回までのチャンピオンの京大生との決勝でした。

 

どちらも知識量が豊富で、思考力も計算力も素晴らしく見ていて面白かったのですが、結局最後はずっと優勢だったイケメン東大生が優勝したというものだったのですが。

 

見ていた方もいらっしゃると思いますが優勝が決まった最後の問題は結構普通の計算問題だったんですよね。

 

京大生の方は、普段だったらまず間違えることがないような問題でしょうが、長時間の収録でとってもお疲れだったでしょうし、後がない立場で焦ってミスをしてしまったのでしょうね。

その問題というのは簡単に書くと

声の大きさが体の大きさに比例するとしたならば、東京から自由の女神まで声が届くというスーパー怪獣の体長は何メートルか?

というもので、前提条件をこれまた簡単に書くと

  • 東京と自由の女神の間は11059.2㎞の直線距離だとする(それぞれの口や耳の高さなどは無視する)。
  • 身長170センチの人は100メートル先に60デシベルの音を届かせる声量を持つ(自由の女神も60デシベルの音を聞ける)。
  • 自由の女神に聞こえる声は、声量に比例し、距離の2乗に反比例する。
  • 声量は肺活量に比例し、肺活量は体重に比例し、体重は身長の3乗に比例する。

ということだったんです。

まぁ、問題文には他にも共鳴などは無視するなど色々と書いてあったのですが、これってごちゃごちゃ問題文は長いのですが、結局は中学でやった比で解けますよね?

問題文からシンプルに読み取れば、声量は身長の3乗に比例して、距離の2乗に反比例するのだから、
怪獣の体長をxメートルとおいて、ヒトと怪獣とそれぞれを比の式で対応させればいい。

 

つまり

ヒトの身長の3乗:怪獣の身長の3乗=ヒトの60デシベルの声が届く距離の2乗:怪獣の60デシベルの声が届く距離の2乗

とおけますよね。

 

で、与えられた数を入れてやれば

(1.7)の3乗:xの3乗=0.1の2乗:11059.2の2乗  となります。

 

いつもうるさく言われている?内項の積=外項の積を使えば

0.01 × x^3=1.7^3×11059.2^2  (^2は2乗を示します)となり、これを計算すればOKですよね。
(テレビを見ながらここまで式を立てただけで計算せず終わったのですが(^_^;))

 

これを解くと

x^3=1.7^3×110592^2×0.1^2 / 0.1^2  (←こう変形すれば0.1の項が消えます。)

 

110592=2^12×3^3だから

x^3=1.7^3×(2^12×3^3)^2
x^3=1.7^3×2^24×3^6

よって x=1.7×2^8×3^2=3916.8(メートル)  となります。

いわゆる工夫する計算?として中学の応用問題でやる範囲ですよね?

 

もっと要領のいい解き方もあるのかも知れませんが・・・。

 

f:id:jyukunashi:20180206112152j:plain

 

実際のところ、わたしはテレビを見ながらインチキして、電卓を使ったんですよね。

そうしたら小さい電卓だったので桁が足りなくなってしまった(^_^;)

で、テレビを見たら普通に解答者はボードで素早く計算していた。

あれ?そんな風に計算するにはどうすればいいんだっけ?と考えているうちに番組が終了してしまったので、そのあと、紙に書いてやり直したんです(^_^;)

長男は立式だけして解くことさえせず番組を見たらいなくなっていましたが・・・(^^;

あの番組って模範解答とかやってくれないですよね(^-^;
多分それをやってたら放送できる問題数がめちゃくちゃ少なくなってしまうでしょうが・・・。

 

で、計算の仕方を得意気に紙に書いて、番組をさっきまで見ていた長男に見せたら
「最初から気づいてなかったの?」と言われてしまいました(^^;

 

で、何が言いたいのかといえば、なぞなぞ的な問題以外にも普通に中学生も楽しんで?解ける計算問題も沢山あるので、一緒に解答も作ると楽しいのではないかと・・・。

 

東大生のクイズ番組と言っても色々ありますが、どれも家族で楽しめますよねー。

勉強の息抜き?に、たまにはいかがでしょうか?

 

この例のように?一見して難しい問題でも意外に簡単であることも多いです。

 

受験界?でも最近は科目問わず問題の意図を読み解くことに重点がおかれるようにシフトしていってるそうですね。

国語(現代文)の基礎の重要性がますます高まっているのをヒシヒシと感じます。

 

どうぞ皆さま体調にお気を付けて無事私立入試を乗り切ってください!!

いつもありがとうございます。

親子ともどもおかげさまで元気です(^-^)

 

 

 

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