夏休みになって、受験生の方は、高校見学に行く機会も多いかもしれません。
わたしの周りでも、毎週のように高校見学に行っているという子(女子)もいましたよ(^^)。
受験生だとこの頃から、私立に行くか、公立にいくか、結構真剣に考えることも多いのではないでしょうか。
このブログでもその点について、受験生当時のリアルな親子の感情(?)を書いてきましたが、結局公立高校に入った今だからこそ思うことを書いてみます。
色々と迷いがあった受験生時代
我が家の長男の場合、私立か公立か本当にギリギリまで迷っていました。
公立トップも私立トップも、現在のそれぞれの学校の様子を直接聞く知り合いはいませんでした。
どちらかを卒業したという人は結構周りにいたけれど、どれも昔の話です。
一番身近な情報源は、講習で通っていた大手進学塾の先生の話。
去年受かった子がどうした、こうした・・・
最近○○高校は先生をどんどん引き抜いている・・・
などなど色々と話を聞くことができました。
一番感銘を受けたのが、その塾主催の私立高校の先生と直接話をすることができる進学説明会でした。
この日を境に、長男は私立トップに行きたい!!という気持ちの方が強まったようです。
公立にはなさそうな魅力的な部活動が沢山あることや、留学プログラム、
通っている生徒たちの話・・・多少盛られているとしても(?)横で聞いていた私も
「こっちの方がこの子には合ってるかなぁ」なんて思ったものです。
一方、公立の方は直接先生と話すような機会もなく、
一番間近で触れられたのは、学園祭でした。
これも本人には、とても楽しく憧れるものだったようです。
こちらに書いていました。
で、結局公立に進学した理由はというと
入試で満足する結果が得られなかったのがキッカケだったんですね。
公立入試より前に行われる私立入試で、
できれば特待生くらいを狙って挑んだのに、やっぱり入試最初が超難関ということもあったのか、全然力を出し切ることができなかった。
入試から帰ってきて出来を聞いたとき、「これは落ちたな」と思ったくらいです(本人には言ってませんよ(^^;))。
でも、この年はかなり問題が難化したそうで、運よく?合格していましたが、もちろん特待生ではありませんでした。
まぁ受験は何点だろうが受かればいいんですよ。ここで私立入学を決めたら、受験終了です。
でも本人はどこか物足りなったんでしょうね。
「こんな中途半端では終わりたくないから、あと少し、公立までやりきる」となったんです。
ただ、公立高校って合格すると基本的にキャンセルができません。
もし、公立に受かったら、もうこの私立には行けない・・・結構私の方がもったいないと思っていたようです。
この時点で、公立はよっぽどのことがない限り行けそうだなという手ごたえもありました。
というのも、年末から私立対策で難問ばかり解いていたおかげで、短期間でかなり学力が上がっていたからです。
私立に比べたら、公立の問題は基本的なものばかりで、いかにミスをなくすかということに集中すればよかった。
だから苦しくても難問にチャレンジし続けていると、ある時、学力がぐーんと伸びていることを実感できるでしょうし、中3の年末、年明けてからでもまだまだ学力は伸びますよ。
(もちろん、基本がないのに難問にチャレンジするのは逆効果ですが)
その後は、無事公立入試に合格して、予約金のようなものを払っていた(かなり良心的な値段でした)私立とはお別れになり、当初の憧れであった公立高校に入学することになったのです。
高校に入学してから感じること
本人は入学後、とても楽しく、充実した毎日を過ごしているように見えます。
そんな様子を外野から眺めていて思うのは、やっぱり学校は入ってみなければわからない、
そして、当たり前ですが、どこに行こうか本人次第で良くも悪くもなるということです。
あれほど、受験生時代はどっちがいいだろう?などと迷った高校ですが、
入ってしまったらどっちでもそれぞれに良かっただろう・・・と当たり前のように感じます。
というのも、長男の場合は、部活などで、行かなかった方の私立高校と交流が盛んで、そこの友達もでき、よく週末は一緒に活動しています。
まぁ授業の内容は違うのでしょうけど、課外活動でほとんど同じようなことをしているなら、大した差はなかったんじゃないかなーと思うわけです。
私立だから、公立だからとそこまで通っている子たちに変わりないようにも見えますし。
以前、友人から
「知り合いの娘さんが『私立高校に入ったら、毎日のお付き合い(遊び代?)が大変でお小遣いがかかりすぎる』っていうの。それは困るから、うちは公立に入れようかと」という話を聞きましたが、それって公立私立あまり関係ないのでは?と思います。
多分その娘さんの友人関係がそういうタイプなのであって、仮に公立に行ってもそんなに変わりないのでは?なんて話をしましたが。
私立高校=派手 公立高校=地味 というのは違うでしょうし。
お金の話をすれば、うちの場合も授業料については、私立に行っていたら公立よりかなり高かったわけです。
今は高校での課外活動に結構お金がかかっています。
授業料+そういった課外活動費という点で考えたら、授業料が安い公立に行った分だけ親孝行だったのかも知れませんよね(^-^;
高校は入試という点でみればあくまで通過点の一つにしかすぎません。
でも、子どもが感受性豊かな3年間を過ごす大切な場所でもあります。
私立か公立か、迷える境遇にあるなら、直接見て本人がどこか惹かれるところがいいのでは?と思っています。
そして逆説的かも知れませんが、どちらになっても実際行かないとわからないことは沢山あるわけで、生かすも殺すも?本人次第なのでしょうね。
迷ってばかりいるなら、直接見学に行って、勉強した方がいい(^^)というお話でした?!
こちらにはみなさんの受験体験記が色々あります