夏休みも後半になって、外部の模試を受験することも多いと思います。
「模試の成績を上げるためにはどうしたらいいの？」と、聞かれることも多いので、
そのあたりについて書きたいと思います。
模試のための勉強って？
結論からいえば、模試までどれくらい期間があるのか？によって、模試のための勉強法の意義が違ってきますよね。
理想的なのは、というか、模試のために勉強して意味があるのは、
模試までに期間が充分あるときだけです。
この場合は、通常のテスト勉強と同じです。
範囲があるなら、それを見て、計画を立ててコツコツ理解しながらやっていくだけです。
つまり、いつもの勉強と同じなんですよね。
でもその間に学校の定期テストもあって、範囲も全然違う・・・なんてこともあり、なかなか難しいのも現状ですよね。
内申が大事ならもちろん学校のテストを優先するしかないですし。
中学生なら、模試のためにじっくり計画して勉強というのは、夏休み後半にある模試だけが対象となるのかも。
でも、今書いたような、長期的に模試の対策をするような人からはあまり
「どうやって勉強すればいいの？」とは聞かれないような気がします(^^;
答えもありきたりですしね(^^;
一方で、一番良くない、だけど、一番多いパターンが、
「明日模試だけど何をすれば？」というやつです(^^;
こう聞かれると、
「明日の模試のために、今日1日だけ普段と違うことをするなら却って時間の無駄だよー」と答えてしまいます。
もちろん、受験に近い段階の模試で、ある程度の知識は固まってる、
あとは確認だけという場合なら、入試前日と同じで、さらっと一通り見ておけばいいんです。
「時間の無駄」なのは「前回悪かったから、今回はもう少しいい偏差値を出さないと」ということで、
「まだあまり理解していない模試の範囲を浅く広く一日で適当に勉強すること」
これが一番最悪です。
適当にしかやっていないから、大して得点アップにもつながらないし、
もしたまたまヤマが当たって、偏差値が上がったとしても、ほんの一時のものです。
適当にやっただけでそのまま放置していると、必ず後でやり直さなければいけなくなってしまいます。
このような場合に、模試の前日に何をしようと思ったら、おすすめなのは
「一つの分野に絞ってそれだけを徹底的に勉強する」ということです。
模試の範囲の中で、自分がこれだけは完答したいという分野を絞ってそこをじっくり1日勉強するのです。
もちろん模試全体で見たら、点数もあまり上がらないかもしれません。
でも、あまり理解してない分野が多い模試を1日で対策する方が無理なので、ここは発想の転換です。
模試全体の偏差値という目標から、その分野だけは満点を獲るという目標に変えてみてはどうでしょうか。
適当に浅く広く勉強するより、じっくり取り組んだ分野の方が後まで知識として残りやすいです。
そしてその知識は他の分野とも関連して理解につながります。
受験というゴールのために勉強しているなら、そのゴールに照準を絞って勉強するほうが結局は近道です。
これが最初は、遠回りなんですよね。
やっている本人も焦ります。
でもやっぱり時間がかかってもじっくり理解した分野というのは後々自分を助けます。
なので、模試の成績については、模試ごとに目標を定めて、それをクリアしたことや、近づいたことを評価してあげてほしいなぁと思います。
なんて、
「模試の前日だけど数学あまりやってないところが範囲だからどうしようかなー、まぁ適当にみとこうかな。」と長男が言った事から派生して
こんな話を書いたんですけどね(^_^;)
「そんな無駄なことはもう止めればー？
それよりも、今まで勉強したことがきちんとアウトプットできるように、それだけをじっくり取り組んだほうがいいんじゃないの？
適当に見て、点数取れたって後からまたやり直しでしょ。
1日しかないんだったら、今回はココ、次回はココ、って絞ってじっくり勉強するんだよ。
数学なんてじっくり考えなきゃ意味がないよ。
それを何回も繰り返したら、いろんな分野で完答できるようになれるんじゃない？
模試のために適当に見て点数を上げたってなんの意味がある？」
などと久しぶりに？熱弁してしまいましたが、珍しく神妙に聞いておりましたが(^^;
結局、最近面白くなってきたという分野だけをじっくり勉強して、その問題は完答してくる！と言っていましたが、どうなることやら。
変な天候が続きますが、健康第一でご自愛くださいね。
こちらには皆さんの高校受験情報が色々あります。
