「地頭の良さ」と勉強法について

受験についてママ友などと話していると良く話題に上がるのが「地頭の良さ」ということです。

 

先日ブログにも、
「勉強法に限って言うならば、地頭が違えば方法は異なるのでは?」という内容のメールを頂いたこともあり、その点について書いてみます。

100人いれば勉強法は100通り

結論からいえば、地頭が違えば当然勉強法は異なってくると思っています。

もしそうでないとすれば、皆が皆マニュアル通りに勉強すれば行きたい学校に行けるということになりますよね。

 

でも実際は一つのことを理解する時間も、暗記する時間も子どもによって異なります。

 

また、割とどんなことも周りより早く理解できるタイプの子もいれば、一方で、それぞれ脳が違うので得意な分野が違うということもあるでしょう。

 

例えば、理系は得意だけど文系科目は他の人より理解に時間がかかるといったこともよくあります。

 

また、あるアプローチ法(教え方)はAさんには合っていてすぐに理解したけれど、Bさんには違う方法で教えた方が早いということもある。

 

良い指導者って勉強に限らず、こういう個人の特性を見抜ける人じゃないかと思います。

 

 

しかし、ここで逆から見てみると、いわゆる偏差値の高い学校に地頭の良い子ばかりがいるかといえば、決してそうじゃないですよね。

仕事で東大をはじめ色々な大学出身の人と接する機会が多いですが、本当に様々なタイプがいます。

 

高校入試を見ても、それぞれ全然違う勉強時間で志望校に合格しています。

 

長男の同級生の話を聞いても、勉強に対するスタンスは色々です。

 

入学当初から毎日必死で勉強しているタイプもいれば普段は部活動中心で、テスト前だけやっているのは同じでも結果はそれぞれ全然異なります。

 

特に高校に入れば、テスト範囲が広く難易度が高くなるので、中学まで暗記中心で勉強していたタイプは苦労しているようです。

暗記中心だとどうしても時間がかかりますよね。

 

なので私は子どもには、暗記中心ではなく、最初は時間がかかっても根本を理解してから演習をするように、とずっと願って教えてきましたし、自分もそうやって勉強しているつもりです。

 

高校受験という話でいえば、同じゴールまで到達する時間はそれぞれ違うけれど、効率的なアプローチは地頭の違いによってそこまで差がないように思います。

 

最初に基本的なことを理解するということは本当に大切で、そのための良書と言われる参考書や問題集は地頭の差などあまり関係なく使えます。

 

ただそれを理解するための時間や、その後の演習量が、それぞれに応じて異なってくるのだと考えます。

 

スポーツだって、一流選手のトレーニング法を取り入れたりしますものね。

 

私自身も勉強法でもそうですが、何でも何か迷いが生じたら色々と話を聞いたり、本を読んだり、検索したりして調べます。

そして自分にとって良さそうなものがあれば、色々と取り入れて、とりあえずやってみます。

 

何でもそうやって試行錯誤を繰り返すしかないのではないかと思っていますが、効率的アプローチという方針は汎用性があり、そこからは各人の工夫次第なのかなぁと。

 

子どもの勉強に限っていうなら、指導者がそうやって各人を導ければ最高なのですが、高校受験という割と限られた勉強なら方法もそこまで差をつけなくてもゴールに近づけると思います。

 

 

 

地頭を良くする?環境づくり

と、色々な人を見て感じるのは、特に最近は環境が大きいのではないかなぁということです。

頭の良さってもちろん生まれた時に差はあるでしょうが、トレーニング次第である程度は変わってくるものです。

 

ですので、頭の柔らかい子どもには特に意識して接することで良い効果が得られると思っています。

私自身が心掛けている(いた)ことで、後から良かったかな?と思ったことは、子どもの話をよく聞いて、自分自身も子どもによく話すことです。
割とまだ口が聞けない時から平気でしゃべりかけていましたが、その方が言葉も早いように感じます。

 

また、小さなうちから出かけるときや旅行などの時は、子どもの意見も取り入れて一緒に計画を立てて行動します。

 

そうすることで、結果として地理にはとても詳しくなりますし、色々と自発的に考えるようになったと思います。

 

あと、恥ずかしながら親があまりしっかりしてないこと(^^;も良かったんじゃないか、と・・・。

色々と小さなころから我が家では本人任せなので、自分でやらなくちゃ、誰もやってくれないわけです。

忙しいスケジュールなど自分でしっかり管理して行動しないと自分が困るという環境だとしっかりするというか・・・(^^;

まぁ、我が家の場合も、まだ高校生ですし、どうなるもんか、まだまだなんですけどね・・・。

 

あと、勉強できる環境というのに恵まれている人も当然かも知れませんが進学校に多いですよね。

家が勉強して当然という雰囲気というか、どれだけ時間がかかっても勉強できる、逆にいえば勉強だけに取り組める環境ってとてもありがたいものだと思います。

 

私自身も頭も体もトレーニングしていかねば!ですよ。

 

 

こちらには皆さんの高校受験情報が色々あります。

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