塾なし高校受験生が模試を受験する際に注意しなくてはいけないこと

中3受験生の夏休み、
長男は模試を二つ受けました。

 

一つは夏期講習に通った大手進学塾のオープン模試で
全国の中学3年生が対象となっているもの。

 

この塾の模試は中2の夏休みから受けていました。

 

もう一つは
この県の公立高校志望者を対象にしている模試で
母体数が一番大きいとされているものです。

 

こちらも中3になってから2か月に一度くらいの割合で開催され、
ほとんどの子は、通っている塾で受験するそうですが、
塾なしの長男は、個別に申し込んで別途会場で受験していました。

 

 

 

模試によって結果の見方も活用方法も全く異なる

 

まずは、公立高校志望者を対象としている模試の方ですが、
こちらは、県内の公立高校志望者がほぼ受験すると言われる模試です。

 

といっても、学校で申し込むわけではなく、塾単位での申し込みですので
長男のように塾に行っていない生徒は個人申し込みをする必要があります。

 

こちらは、公立高校用の模試ということで
問題形式も内容も、この県の公立入試問題と同じ形で出されます。

 

受験者の層も上から下まで幅広く、
トップ高校を志望する受験者の偏差値がかなり高くなるのが特徴です。
(以下こちらを模試Aとします)

一方、主に難関高校志望者を対象とした大手進学塾の模試の方は、
ある程度似通ったレベルの受験者が集中しており、
前述の公立高校志望者が対象のものと比べると、
偏差値はそこまで差が開かない傾向があります。

こちらを模試Bとします。

 

この模試Bで出た偏差値は
公立高校志望者を対象とした模試Aの偏差値に換算するなら
プラス10すれば良いと言われました。

 

つまり、大手進学塾の模試で偏差値63が出たなら
それは、公立高校志望者対象の模試の偏差値なら73ほどに該当すると考えれば良いとのことです。

 

この話を聞いたときは
同じ模試でもずいぶん差があるもんだと思いましたが…。

実際、受けてみるとその通りで
長男の結果も模試Aの方は偏差値70を超えますが
模試Bでは良くても3教科総合で65とかそれくらいでした。

 

やはり大手進学塾の模試Bは
難関公立高校のみならず、難関私立高校受験にも対応するような問題が
最後の方にいくつか
でーーーんと構えており、これをどこまで得点できるかが肝のように感じました。

 

志望校も全国から選んで書けるので
長男は、自分が知ってる全国有名校を色々と書いて楽しんで?いました。
(もちろん本命2校(公立1校・私立1校)は第二志望までに書いていましたよ 笑)

 

それに対して模試Aは
県の公立高校入試に似た基本的な問題がバランスよく配置されており、
それまでの実力確認にはうってつけでした。

 

また志望校ごとの順位も出されるので
実際の入試の受験者に近い数の生徒が受けるこの模試Aでの結果は
かなり実際の入試に近いものととらえることができました。

 

一応、この模試Aでも私立高校の希望校を書いて
志望校内の順位や、合格判定も出るのですが
この簡単な問題で、難関私立入試の合格判定はちょっと当てにはできないなぁというのが本音です。

このように一言で模試といっても

対象としている受験者はどのようなものか?

問題形式は?

受験者の数やレベルは?

などの違いにより

全く結果も、活用方法も異なってくるので
塾に行ってない場合は、
それらの違いもしっかりと把握して
うまく利用することが大切になってきます。

 

 

 

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